インフォメーション
新刊のご案内 「ジョージ」 清里の文化をつくった男 著:藤崎一雄 が発行されました!

「ジョージ」 清里の文化をつくった男 著:藤崎一雄 四六版・仕様:四六判/160ページ 定価:1,600円(税別)/ISBN 978-4-910663-73-9 C0093)
本書は、清里に文化を根づかせた(株)萌木の村 代表取締役社長 舩木上次氏の半生をもとに構成したフィクション作品です。
戦後、高度成長期を向かえた八ヶ岳南麓・清里を舞台に、若き日の主人公ジョージが喫茶店『ロック』を開業し、やがて「萌木の村」「オルゴール博物館 ホール・オブ・ホールズ」を創り出すまでの舞台裏を描いています。
彼と共に文化と観光の融合を目指した清里の半世紀の歴史と、彼が情熱を持ち挑戦し続けた生き様を物語として描いています。
2025年10月13日発行 全国書店にて販売!
ご注文の際、在庫のない場合には書店様窓口にてISBNコード 978-4-910663-73-9でご注文下さい。
【著者略歴】 藤崎 一雄 (ふじさき かずお)
1961( 昭和 36 年 ) 年 7 月生まれ。千葉県船橋市出身。
千葉県市川市の市川ジャーナル社を経て、山梨県北巨摩地域の 4 町村を対象にした「八ヶ岳ジャーナル」責任者に。 北海道小樽市でインターネット新聞社の立ち上げに参加。2001 年「小樽ジャーナル」設立。
「八ヶ岳ジャーナル」は 8 町村合併で誕生した北杜市を発行エリアにする。 2014 年株式会社ピー・エス・ワイ設立。2016 年「韮崎ジャーナル」創刊。
2022 年「小さな町の大きな挑戦- 地方を変えた男」を弊社よりAmazon にて出版。
10月新刊のご案内 「牛にまたがった治療家 永田徳本」 河上陽江:著

「牛にまたがった治療家 永田徳本」 河上陽江:著を発行致しました。
著者は長野県出身。波乱万丈の人生を歩む中で、偶然にも永田徳本(ながた とくほん)という人物を知る。永田徳本とは、戦国時代後期から初江戸時代初期、今から400年以上前に諏訪で活躍した医師。「甲斐の徳本」とも呼ばれ、「十六文先生」と称された。諸国を巡り安価で医療活動を行ったとされる。日本の製薬会社『トクホン』の社名は、この徳本にちなんで命名された。彼を調べていくうちに、物凄い人物だと知り、感動した著者。ついには執筆の想いが募り、今回の著書に至った。 永田徳本にまつわる話に、著者自身の自分史を織り交ぜたエッセイ。
百十八歳まで生きた永田徳本(本文より抜粋)
永田徳本の名は、甲州の人たちには「ぶどう棚」を考案した人として、広く知られている。
また、諏訪では、昔を知る人たちには、「かりんの木を植えた人」として知られている。
が、若い世代には、その名は次第に忘れられてきている。
永田徳本は、1500年代に生き、百十八歳まで長生きをしている。
当時の平均寿命は、せいぜい五十歳だろうから、驚異的とも言えるくらいの長寿である。
「一服十六文」の薬を、どの人にも公平に分け与えた。江戸時代で言う「赤ひげ」である。
私は、健康関係のイベントをする時には、必ず徳本の話をしていた。
「江戸時代にもかかわらず、百十八歳まで長生きした治療家がいるんですよ」
長野県の平均寿命が、日本一だと言って喜んでいるが、本当は、「健康寿命、日本一」
そうでなくてはならないはずだ。(文中略)
ある時、私は何人かの方と、永田徳本のお墓参りに行った。
道がわからなくなって、交番に立ち寄った。そこで、永田徳本のことを言うと、「本でも書くのですか?」と聞かれた。
そんなこともあり、私はいよいよ、
「永田徳本の本を書かなくては・・・」と思うようになったのだった。